Claudeに「編集長」を任せたら、ブログの憲法を作られた話w|AI3体運営のリアル

Claudeに「編集長」という役職を与えたら、想像の3倍働かれて、最終的にブログの憲法を作られました。
どうも、佐藤です。
今回は、当ブログのAI運営体制を大幅に強化した一部始終を記録します。正直に言うと、この記事は読者のみなさんのためというより、数ヶ月後に「あれ、なんでこういう運用にしたんだっけ?」となる未来の私のための議事録ですw でも、AIをブログ運営や投資管理に使いたい人には、リアルな実例として役立つはず。プロンプトも成果物も全部公開します。
ことの発端:チャッピー製の巨大プロンプト
もともと当ブログは、クロちゃん(Claude)が記事担当、チャッピー(ChatGPT)が画像とデータ収集担当、私が編集長という3人体制でした。
で、ある日思ったんですよ。「ブログ改善の戦略、まるっとAIに相談したいな」と。
チャッピーに相談用プロンプトを作らせたところ、依頼15セクション・出力17セクションの巨大プロンプトが爆誕w それをそのままClaude(今回は最新のfable5)に投げる前に、「このプロンプトどう思う?」とレビューさせたら、開口一番こう言われました。
1回で要求しすぎです。真面目に書いたら数万字コースで、後半ほど手抜き・省略される未来が見えます。
AIがAIのプロンプトにダメ出しする地獄絵図w 結局、Phase 1(診断)→Phase 2(記事の型)→Phase 3(運用フロー)→Phase 4(編集方針)の4段階に分割して進めることになりました。この「一発で全部やらせない」は、AIに大きい仕事を頼む時の鉄則だと学びました。
Phase 1:自分のブログの矛盾を全部指摘された
fable5に編集長役を与えて、実際にサイトを巡回してもらった結果がこちら。
弱み①【最重要】:看板の「戦績一覧」固定ページが古い。 ナビ先頭のページとサイドバーで通算成績が矛盾している。初訪問者に「更新されてないサイト」という印象を与える最悪のパターンです。
ぐうの音も出ないw バトルの戦績ページ、1勝1敗のまま放置してました(実際は2勝2敗)。他にも「日次報告に時間を使いすぎ」「イベントカレンダーの結果追記が全部『公開後に追記』のまま」「6月に52記事は持続不可能なペース」など、耳が痛い指摘のオンパレード。
特に刺さったのがこれ。
約束して破るのが一番悪い。守れる分だけ約束する。
イベントカレンダーの追記欄、良かれと思って付けたのに1個も追記してなかったんですよね……。結局、追記欄は廃止して「振り返りは週次報告に一本化」する形に落ち着きました。できない約束を仕組みごと消す、これも学びでした。
Phase 2〜3:記事の型が12種類できて、依頼が2行になった

診断の次は、記事タイプごとの「パック」(役割・構成テンプレ・依頼プロンプト・チェックリストのセット)を12種類整備してもらいました。週次報告、銘柄振り返り、決算読み解き、配当報告、バトル運用、イベントカレンダー……などなど。
これの何が嬉しいって、依頼プロンプトが極限まで短くなったこと。たとえばイベントカレンダー記事の依頼は、今やこれだけです。
イベントカレンダー記事お願いします。
【期間】2026/08/01 〜 2026/08/31
情報収集も構成も全部、型に焼き込み済み。私みたいな面倒くさがり屋には革命ですw さらに各イベントには「持ち株直撃度🔴🟡⚪」という、私の保有44銘柄にとってどうなのかという独自の判断軸まで付くようになりました。世間的に重要なイベントと、自分のPFに効くイベントは別物なんですよね。

Phase 3では週間運用フロー(水曜バトル・金曜週次・木曜は任意の1本)と3ヶ月ロードマップも整備。この辺の成果物は全部、GitHubの公開リポジトリに上げてあります。プロンプト全公開はこのブログの芸風なのでw
転機:「収益、ぶっちゃけ期待してないんですよね」と白状した
ここで私、正直に打ち明けたんですよ。「ブログの収益化にあまり期待してない。それより自分が振り返ったり、次の株購入の戦略を立てるのに使いたい。あとたまに雑談したいw」と。
そしたら編集長、こう返してきました。
その思想、めちゃくちゃ大事な情報です。正直に言うと、優先度設計が変わりますw
で、生まれたのが編集方針(通称:憲法)。十条構成なんですが、核心はこの3つです。
第一条:このブログは自分のためにある
第一読者は未来の佐藤。読者価値・SEO・収益はすべて副産物。第三条:義務は2つだけ
①金曜の週次定点観測 ②株を買う前のカルテ。それ以外は全部任意。第十条:迷った時の問い
「この記事は、1年後の自分が読んで役に立つか?」Yesなら書く。Noなら書かなくていい。
SEOノルマも収益目標も撤廃。義務は2つだけ。読者の方には申し訳ないんですが、たぶんこの方が結果的に面白い記事が増えると思いますw 憲法の全文もリポジトリで公開してます。
副産物①:銘柄カルテ——「書いてから、買う」
憲法第三条に出てきた「カルテ」の話。これは今回の取り組みで一番の収穫かもしれません。
仕組みは単純で、銘柄を買う前に1銘柄1ファイルのメモ(カルテ)を作るだけ。ただし書く内容に縛りがあって、「買いたい理由」だけじゃなく「買わない理由・リスク」と「何が起きたら見直すか」を書かないと買えないルールです。衝動買いの防止装置ですね。
面倒くさそう? いや、それが全然なんですよ。カルテのドラフトはクロちゃんが推奨時のコメントから自動生成してくれるので、私が書くのは「佐藤の一言」欄の1行だけ。「値段がちょうど今月の枠に収まった」レベルでOK。唯一AIに書かせない欄で、10年後の答え合わせで「当時の私は何を考えてたのか」を確認するための欄です。
カルテには「推奨元」(スクリーニング/日次推奨/バトル/再会)も記録していて、将来的に「どの出会い方の銘柄が一番成績いいのか」を検証できるようにしてあります。AIに銘柄を推薦させてる投資家だからこそ、AIの選球眼を採点するデータが貯まるという寸法ですw カルテ本体はさすがに本音が書いてあるのでプライベートリポジトリですが、テンプレートは公開版に置いてあります。
副産物②:全銘柄スクリーニングの2段階体制

もう1つの大物がこれ。自作ツール(japan-stock-radar.py)で日本株約3,700銘柄のファンダメンタルデータを取得できるようになったので、そこから長期保有候補を探す体制を作りました。
ただ、3,700銘柄を一気にAIに読ませるとトークン(AIの処理量)が死ぬので、2段階に分けます。
- Stage 1(チャッピー):機械的フィルタとスコアリングで3,700→100銘柄に。時価総額・黒字・配当利回り・配当性向・自己資本比率・連続増配年数などで足切り
- Stage 2(クロちゃん):100→30銘柄に。業種の常識との照合、ビジネスモデル評価、罠チェック、保有銘柄との比較まで含めた定性分析
ポイントは役割分担で、チャッピーは計算だけ、判断はさせないこと。以前、機械的スクリーニングを鵜呑みにしたら73円のゴミ株がトップ評価になった事件があったのでw、数字の足切りと、業種文脈を踏まえた評価は別工程にしました。
さらに面白い仕掛けとして、「時流ボーナス」を入れました。実行時にAIが金利・為替・地合いを確認して、レジームに応じてセクターに±10点だけ加減点する仕組み。品質の判定(基礎スコア)は季節で変わらないけど、買う順番には時流が効く。同じデータでも夏と冬で顔ぶれの順番が変わるスクリーニングです。
しかも新規候補だけじゃなく、保有銘柄の買い増しも同じスコア基準で比較して、「今月は銘柄の幅を広げるか、厚みを増すか」の所見まで出る設計にしました。月1万円の配分先を、新規と買い増しで取り合わせるイメージです。このスクリーニングの実行結果は、また別記事でガッツリやります。

やってみた本音:良かったこと・危ないこと
良かったことは、面倒くさがり屋でも回る設計になったこと。依頼は最短2行、義務は週1+購入時だけ、判断基準は全部ファイルが覚えてる。「私が覚えることはゼロ」を目指した設計は正解でした。
危ないと感じたことも正直に書きます。AIが銘柄を推薦して、AIがカルテを書いて、AIが記事にする——この流れを突き詰めると、人間の判断がどこにも存在しなくなるんですよね。だからこそ「佐藤の一言」欄と、「数値の最終確認・投資判断・公開判断はAIに渡さない」というルールを憲法に明記しました。AIは優秀な編集長になるけど、財布と判断は渡しちゃダメです。
あと、AIの言うことを鵜呑みにしないのは大前提。当ブログは過去にClaudeから「貸株料=たいかくりょう」と堂々と嘘を教わった実績がありますのでw(正しくは「かしかぶりょう」です)
まとめ:未来の私へのインデックス
今回の成果物一覧です。未来の私、迷子になったらここから辿ってください。
- サイト戦略(Phase 1):ポジショニングとSEOの勝ち筋
- 記事パック12種(Phase 2):全記事タイプの型と依頼プロンプト
- 運用フロー(Phase 3):週間リズムとロードマップ
- 編集方針=憲法(Phase 4):迷ったらこれが最優先
- 銘柄カルテテンプレ:買う前に書く。佐藤の一言だけは自分で
- 2段階スクリーニング:チャッピーが100に絞り、クロが30に絞る
- 全部まとめてGitHubリポジトリのREADMEに集約済み(カルテ本体だけ非公開)
AIをここまでブログと投資管理に組み込んでる個人、まだあんまりいないと思うので、走りながら失敗も含めて記録していきます。失敗のほうが記事的には美味しいまでありますw
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