【日次報告】半導体総崩れでも底堅く踏ん張った|S株44銘柄 7/2
📊 今日のポートフォリオ

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 日付 | 2026年7月2日(木) |
| 評価額 | 341,462.2円 |
| 含み損益 | +2,647.2円(+0.78%) |
| 前日比 | -593.7円(-0.17%) |
| 日経平均 | 68,733.15円(▼1,741.81) |
| TOPIX | 4,014.98(▲3.48) |
| 保有銘柄数 | 44銘柄(前日から変化なし) |
前回(7/1)との比較
| 日付 | 評価額 | 含み損益 |
|---|---|---|
| 7/1 | 342,055.9円 | +3,240.9円(+0.96%) |
| 7/2 | 341,462.2円 | +2,647.2円(+0.78%) |
投資額は338,815円で変わらず(新規購入なし)。評価額は593.7円減りましたが、日経平均が1,741円も下げたことを考えるとかなり軽傷で済んでますw
📰 今日の世の中で何が起きてたか
今日の主犯は完全に米国の半導体株急落です。
7/1(水)の米国市場で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比6.27%安(-893.68ポイント)という大きな下げを記録しました。マイクロン・テクノロジーが11%急落、サンディスクも11%下落するなど、メモリー関連が特に痛烈にやられています。ダウ・S&P500・ナスダックはそこまで大きく崩れていない(ダウ横ばい、S&P500-0.2%、ナスダック-0.7%程度)ので、半導体だけがピンポイントで狙い撃ちされた格好です。
背景にあるのは「AI投資の過剰懸念」。Metaが自社のAI計算資源を外部提供するという報道が引き金になり、これまで積み上がっていたAIブームへの期待に冷や水が浴びせられた形です。SOX指数は年初からかなりのペースで上昇していたため、材料が出た瞬間に利益確定売りが集中しやすい地合いだったとも言えます。
この流れを受けて、7/2(木)の東京市場は寄り付きから売り優勢。日経平均は一時1,798円安まで売られる場面もありました。押し下げの主犯は寄与度下位に並んだアドバンテスト・東京エレクトロン・キオクシアHD・イビデン・フジクラで、いずれも半導体関連です。
一方で面白いのが、寄与度上位(=日経平均を押し上げた側)にソフトバンクグループ・大塚ホールディングス・KDDI・東京海上ホールディングス・コナミが並んだことです。つまり半導体から資金が逃げて、内需・保険・ゲームといった非半導体セクターに資金が避難した「セクターローテーション」が起きた1日でした。
この構図はTOPIXにもはっきり表れていて、半導体の比重が大きい日経平均が▼1,741円と大きく崩れた一方、金融・内需の比重が大きいTOPIXは逆に+3.48とほぼ無傷でした。「指数間の乖離」がそのまま今日の相場のテーマだったわけです。
なお、今晩は米6月雇用統計の発表があり、さらに翌7/3(金)が米独立記念日の振替休日で市場が閉まるため、様子見ムードも強く戻りは限定的でした。雇用統計の結果次第でFRBの利上げ観測がさらに強まる可能性もあり、週末にかけてはまだ荒れそうな空気感です。
※参考:日経平均は「68,733.15円」と1,700円超安…(ゴールドオンライン) / SOX指数急落の背景(OANDA) / SOX指数銘柄、2日間で時価総額309兆円失う(日経CNBC)
📈📉 上がった銘柄・下がった銘柄で何が起きてたか
下がった銘柄:完全に地合いの直撃
アドバンテスト(6857):前日比-9.95%(-3,185円)/含み益は+11.69%を維持
今日の主犯その1。SOX急落の流れそのまんまで、日経平均の寄与度下位トップに名前が挙がってます。個別の業績や決算が悪かったわけではなく、完全に「米半導体株から日本の半導体株へ」の連想売りです。含み益はまだ+11%残っているので慌てる理由はゼロ。むしろ「地合いで下がっただけ」の教科書みたいな値動きです。
フジクラ(5803):前日比-7.86%(-458円)/含み益は+11.12%を維持
こちらも寄与度下位に名前が挙がった1社。AIデータセンター向け光ファイバー需要というテーマ性が強い銘柄だけに、「AI投資の過剰懸念」の直撃をもろに受けた形です。ただしテーマ自体が崩れたわけではなく、あくまで「行き過ぎた期待の巻き戻し」の範囲内だとクロちゃんは見てます。
住友電工(5802):前日比-5.13%(-145.5円)/含み損-21.16%
44銘柄中もっとも含み損が大きい銘柄。フジクラと同じ電線メーカーなので同じ理由で売られています。ただし住友電工はEV・データセンター向け銅線需要という長期テーマを持っているので、下落理由は「地合い」であって「業績悪化」ではない点は覚えておきたいところ。
上がった銘柄:非半導体・内需・決算材料
大塚ホールディングス(4578):前日比+8.72%(+930円)/含み益+10.32%
日経平均の寄与度上位に入った1社。今日は半導体から逃げた資金の受け皿になった内需・ヘルスケア勢の代表格として底上げされた印象です。個別の好材料というより「資金の避難先」として買われた1日でした。
SHIFT(3697):前日比+7.27%(+46.4円)/含み損-5.53%
国内証券会社がSHIFTの中期成長基盤の強化を評価してレーティングを引き上げたことが確認できています。半導体が総崩れの日にIT・情報通信セクターの中で個別に格上げ材料が出たのは地味に強い。決算発表は7/15予定なので、そこまでにどこまで戻せるか注目です。
リクルートHD(6098)・キッコーマン(2801)・T&DHD(8795):軒並み含み益+15〜19%を維持
今日の前日比自体は+0.87%〜+2.40%とそこまで派手ではありませんが、地合いが悪い中でもプラス圏を維持できているのが強い。半導体に依存しない事業構造(人材・食品・保険)が、こういう「半導体だけ売られる日」には効いてくることがよく分かる1日でした。
NRI(4307):前日比+6.26%(+285円)
決算・業績由来というより、こちらも非半導体・内需系として資金の避難先になった値動きと見ています。
🔮 今後のアプローチ
損切りなし・ドルコスト平均法前提で、10年先を見据えた3方向を本気で考えてみました。
【方向①】🔴 幅を広げる(新規銘柄の追加)
今日の地合いを踏まえた3銘柄
| 優先度 | 銘柄 | コード | 理由 |
|---|---|---|---|
| 🥇 | 東京海上ホールディングス | 8766 | 今日、日経平均の寄与度上位に入った実際の「資金の逃避先」。保険は金利上昇局面でも運用利回り改善の恩恵を受けやすく、半導体と値動きの相関が低いのでポートフォリオの分散効果が大きい(要確認:株価・指標は記事作成時点) |
| 🥈 | 三井住友フィナンシャルグループ | 8316 | 過去記事でも銀行セクターの空白を指摘済み。三菱UFJは既に保有しているので、メガバンクをもう1角持つことで利上げ局面の恩恵をさらに厚くできる(要確認) |
| 🥉 | KDDI | 9433 | 今日の寄与度上位組。沖縄セルラーは既に保有しているが親会社であるKDDI本体を持つことで通信インフラという「半導体と相関の低いディフェンシブ枠」を強化できる(要確認) |
銘柄研究カテゴリから、未保有かつ今の相場に合う3銘柄(過去記事:日経平均7万円なのに年初来安値!?より)
| 優先度 | 銘柄 | コード | 理由 |
|---|---|---|---|
| 🥇 | エラン | 6099 | 病院・介護施設向け入院セットレンタル事業。営業利益+21.9%と成長しながら、医療・介護というディフェンシブ×高齢化テーマで半導体相場の変動に振り回されにくい(要確認) |
| 🥈 | ハンズマン | 7636 | 地方密着型ホームセンター。PBR0.6倍・自己資本比率70%台という守備力の高さが、今日みたいな荒れた地合いでは光る(要確認) |
| 🥉 | Solvvy | 7320 | 住宅保証・保証DX事業。営業利益+30%成長中でPER9倍と割安。ストック型収益なので相場の地合いに関わらず事業が積み上がっていくタイプ(要確認) |
未保有セクターから3銘柄ずつ
🏦 銀行セクター(空白セクター)
| 銘柄 | コード | 理由 |
|---|---|---|
| 三井住友フィナンシャルグループ | 8316 | メガバンク。三菱UFJと並ぶ利上げ受益株(要確認) |
| ゆうちょ銀行 | 7182 | 全国郵便局網が強み。1株1,600円台とS株向き(要確認) |
| りそなホールディングス | 8308 | 中堅銀行だが自己資本改善余地が大きく、利上げレバレッジが効きやすいと言われるタイプ(要確認) |
☂️ 保険セクター(空白セクター)
| 銘柄 | コード | 理由 |
|---|---|---|
| 東京海上ホールディングス | 8766 | 上記の通り今日の実際の資金逃避先(要確認) |
| MS&ADインシュアランスグループHD | 8725 | 政策保有株の売却進捗が評価されやすいテーマを持つ大手損保(要確認) |
| 第一生命ホールディングス | 8750 | 生保大手。金利上昇局面で運用利回り改善の恩恵を受けやすい(要確認) |
⚡ エネルギーセクター(空白セクター)
| 銘柄 | コード | 理由 |
|---|---|---|
| INPEX | 1605 | 国内最大の資源開発会社。財務堅調・増配発表済み(要確認) |
| ENEOSホールディングス | 5020 | 1株750円前後とS株で試しやすい。国内最大の石油元売り(要確認) |
| 出光興産 | 5019 | 資源・エネルギー価格変動の影響を直接受けるが、配当利回りの高さが魅力(要確認) |
おすすめできないセクター:非鉄金属
今日のTOPIX業種別データを見ると非鉄金属は前日比-3.71%・週間-12.03%と、33業種の中でも群を抜いて悪い数字が出ています。すでに住友電工・JX金属という非鉄金属の銘柄を2つ保有している状態でさらに追加するのは、セクター集中リスクを高めるだけなので今回は見送りとします。
クロちゃんの一言: 今日みたいに「半導体だけが売られる日」があると分かった今、ポートフォリオに半導体と値動きの相関が低いセクター(銀行・保険・エネルギー・通信)を持っておく意味がはっきり見えた。特に東京海上は今日の実際の値動きで証明済みなので優先度は高め。
【方向②】🔵 厚みを増す(既保有銘柄の買い増し)
| 銘柄 | コード | 現状 | 買い増し理由 |
|---|---|---|---|
| リクルートHD | 6098 | 含み益+18.81%・前日比+0.87% | 地合い悪化でもプラス圏を維持できる強さを証明済み。人材・広告事業は半導体との相関が低く分散効果も高い |
| キッコーマン | 2801 | 含み益+15.32%・前日比+2.40% | ディフェンシブ×海外売上比率の高さで安定感抜群。今日みたいな荒れ相場でも底堅い |
| T&DHD | 8795 | 含み益+15.25%・前日比+1.85% | 保険セクター唯一の保有銘柄。方向①で保険を増やす前に、まず本命であるT&DHDを厚くするのも合理的 |
| 大塚HD | 4578 | 含み益+10.32%・前日比+8.72% | 今日の資金逃避先として実際に選ばれた銘柄。ディフェンシブ×成長の両取りができている |
| 富士フイルム | 4901 | 含み益+10.47%・前日比+1.38% | 半導体材料も手掛けるが事業が多角化されているため単純な半導体関連ほど振れ幅が大きくない。安定した強さが続いている |
クロちゃんの一言: 今日みたいな「半導体だけが崩れる日」でも上位に来ているのは、まさに厚みを増すべき銘柄たち。地合いが悪い日にどの銘柄が耐えたかは、次にどこを厚くすべきかの最高のヒントになる。
【方向③】🟡 ナンピン(含み損銘柄の取得単価を下げる)
| 銘柄 | コード | 含み損益 | 下落理由 | テーマの継続性 | 適性 |
|---|---|---|---|---|---|
| HOYA | 7741 | -6.64% | 半導体材料(マスクブランクス等)を手掛けるため地合いの直撃 | ガラス・光学の世界的優位性は健在。テーマは継続 | ◎ |
| コマツ | 6301 | -6.26% | 地合い悪化+為替要因の複合 | 建機・資源開発の中長期需要は変わらず | ○ |
| JX金属 | 5016 | -16.57% | 非鉄金属セクター全体が今日-3.71%と大幅安 | 銅需要(EV・データセンター)自体は継続だが、セクターが弱含み中 | ○ |
| ソフトバンクグループ | 9984 | -17.38% | OpenAIのChatGPT大幅刷新報道を受け、投資先評価への懸念が再燃 | AI投資というテーマ自体は継続するが、個別の思惑要因が強く値動きが読みにくい | △ |
| ユーソナー | 431A | -19.43% | 小型株ゆえの需給の弱さ、地合い悪化で選好度が下がりやすい | 企業データ・DX関連のテーマ自体は継続 | △ |
| JDI(ジャパンディスプレイ) | 6740 | -13.33% | 構造的な経営再建途上銘柄。地合いだけでなく個別の業績懸念が根強い | 再建計画の進捗次第で不透明感が強い | △〜× |
クロちゃんの正直な所感: HOYAとコマツは「地合いで下がっただけ」の教科書パターンなのでナンピン適性は高い。逆にJDIは業績懸念そのものが下落理由の一部を占めているので、ナンピンというより「損切りなしの塩漬け前提」で見ておいた方がいい。ソフトバンクGとユーソナーは思惑・需給要因が強く、下値がどこまであるか読みにくいのが正直なところ。損切りなし戦略だと「拾ったのに更に沈む」リスクは常につきまとうので、そこは覚悟の上で。
クロちゃんの一言: ナンピンは「なぜ下がったか」を見誤ると傷口を広げるだけ。今日下がった銘柄の9割は「地合い」が理由なので、HOYA・コマツ中心に少しずつ拾うのは筋が良い。JDIだけは別枠で見た方がいい。
免責事項
本記事は個人の投資記録・研究メモです。特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。株価・業績・指標等の情報は記事作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で、最新の情報を証券会社・企業IR・決算短信等でご確認の上行ってください。

