【週次報告】決算で天国と地獄がくっきり分かれた週|S株45銘柄 8/7
どうも、佐藤です。金曜恒例の週次定点観測いきますw
まず今週のジェットコースターっぷりを見てください。
| 日付 | 評価額 | 含み損益 |
|---|---|---|
| 8/3(月) | 350,140円 | +55円 ← 地獄 |
| 8/4(火) | 352,453円 | +2,368円 |
| 8/5(水) | 360,153円 | +10,068円 ← 天国 |
| 8/6(木) | 359,506円 | +9,421円 |
| 8/7(金) | 358,776円 | +8,691円 |
週明けは含み益たった+55円で「投資額35万円で缶コーヒーも買えない」と震えてたのに、水曜には一気に+1万円まで駆け上がり、そこから少し落ち着いて着地。1週間で含み益が+8,636円改善しました。この振れ幅、心臓に悪いw
金曜終値時点の数字を置いときます。

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 日付 | 2026/8/7(金) |
| 評価額 | 358,776円 |
| 投資額 | 350,085円 |
| 含み損益 | +8,691円(+2.48%) |
| 前日比 | -730円(-0.20%) |
| 日経平均 | 65,607円(前日比 -76円 / -0.12%) |
| 保有銘柄数 | 45銘柄 |
今週は決算シーズンの終盤戦で、「決算で明暗がくっきり分かれる」という、見てて面白いけど持ってるとヒヤヒヤする1週間でした。深掘りしていきます。
📰 今週の世の中で何が起きてたか
金曜の相場は「指数のねじれ」が極まった1日
まず8/7当日。日経平均は76円安(-0.12%)の6万5,607円で、小幅ながら2日続落。ただ、この「小幅」がクセモノで、日中は一時1000円超下げる場面もありました(日経)。
なのに終値はたった-76円。何が起きてたかというと、「日経平均は下げてるのに、中身の銘柄は6割以上が上がってる」という指数のねじれです。アドバンテスト・ソフトバンクG・東京エレクトロン・レーザーテク・富士フイルムという値がさ半導体&ハイテクの主力5銘柄だけで日経を520円も押し下げた一方、それ以外の銘柄がせっせと買われて444円ぶんを埋め戻した、という構図(note解説)。
つまり「一部の重い半導体株が指数を殺してるだけで、市場全体はむしろ元気」という、我々みたいな分散DCA勢にはありがたい地合いでした。実際うちのPFも、前日比-730円と小反落で済んでます。半導体主力の富士フイルム・SBGが沈んでも、他の40銘柄が支えてくれた形。分散の恩恵ですw
今週の主役は「決算」。良くても悪くても振り回された
今週を一言でいうと決算相場。しかも面白いのが、「良い決算でも売られる」「悪い決算はもっと売られる」という、決算シーズン終盤あるあるが全開だったこと。
- レーザーテク:今期純利益見通しが市場予想を下回り急落 → 日経を押し下げた主犯格(日経)
- ソフトバンクG:6日決算後に下落。うちの含み損銘柄なので地味に痛い
- 富士フイルム:決算ショックで-17%(後述、これが今週最大の事件)
- JX金属:好決算&上方修正なのに-6.18%(好材料出尽くし)
「良い数字を出したか」じゃなく「期待を超えたか」で株価が動く。先週8/4に丸紅が好決算で売られたのと同じ現象が、今週はJX金属で起きました。決算の絶対値じゃなく、期待とのギャップで動く——これ、10年投資やるなら腹に入れておきたい相場の原則です。
為替・金利の背景
日銀は金融政策で利上げペースを早める可能性も指摘され始めていて(日経CNBC)、金利上昇局面は銀行・保険にはプラス。うちのT&DHD(保険)がジワジワ効いてくる文脈です。半導体の重さと、内需・金融の底堅さ。この綱引きが今週の地合いを作ってました。
📈📉 上がった銘柄・下がった銘柄で何が起きてたか
今週は決算で明暗がパッキリ分かれたので、ヒーローと戦犯を並べます。
🚀 今週のヒーロー:フジクラ(5803)+12.82%(金曜だけで)
先週8/4に+7.88%で跳ねたフジクラが、今週さらに+12.82%の大爆騰。理由は明確で、今期2度目の業績上方修正。経常利益を43%上方修正し、最高益予想を上乗せしてきました(日経)。生成AI・データセンター向けの光ファイバー・電線需要が本物だと、決算で裏付けられた格好です。
含み損益も-203円(先週)から+354円(+7.33%)のプラ転まで回復。ナンピン候補に挙げてた銘柄が、あっという間に含み益w
クロちゃん:断言する。フジクラは今週のMVP。しかも打ち上げ花火じゃなく、2度目の上方修正という業績の裏付けつき。生成AI/DCインフラという10年テーマのど真ん中で、需要が数字になって表れてる。慌てて利確する場面じゃない。むしろ「調整で拾えてたら勝ち」の典型例。
💥 今週の大事件:富士フイルム(4901)-16.55%(金曜1日で)
そして今週最大の事件がこれ。富士フイルムが1日で-16.55%の暴落。日経の値下がり率ランキング上位に載る大惨事でした(日経)。
原因は8/6引け後に出た2026年4〜6月期決算。営業利益が512億円で前年同期比-32%、市場予想(771億円)を250億円も下回る想定外の大減益(株探)。バイオ医薬品の開発・製造受託(バイオCDMO)の工場コストがかさんだのが主因です。一時18%安の3,179円まで売られ、終値も-17%(日経)。
ただ、ここで我がPFのすごいところ(自慢)。この大暴落を食らっても、富士フイルムの含み益は+220円(+1.73%)とまだプラスを死守してるんですw 取得単価が安かったおかげで、-16%食らってもまだ黒字。DCAで長く持ってた恩恵です。
クロちゃん:正直に言う。この決算はガチで悪い。ジェフリーズも「利益回復の道のりが従来より長引く可能性」と指摘してる。バイオCDMOのコスト問題は一過性じゃなく構造的で、来期以降も尾を引く。ただし富士フイルムは複合機子会社のパーシャルスピンオフも検討を発表してて、事業再編で化ける余地もある。慌てて損切りする必要はない(そもそも損してないw)が、「なぜ買ったか」を思い出して、ヘルスケア事業の回復を決算ごとに確認する銘柄に格下げ。監視強化案件です。
😤 好決算なのに売られた:JX金属(5016)-6.18%
うちの含み損トップ3常連、JX金属も今週動きました。8/6に純利益2.8倍・通期を23.7%上方修正して最高益予想という、文句なしの好決算を出した(みんかぶ)……のに、翌8/7は-6.18%。AIサーバ向けの先端半導体材料が絶好調なのに、株価は「材料出尽くし&過熱感」で売られました。
含み損は-2,898円(-19.91%)とまだ重い。
クロちゃん:JX金属は「事業は最高、株価は気分」の典型。決算の中身(AI向け半導体材料の増販)は10年テーマそのもので、文句のつけようがない。今日の-6%は決算前に上がりすぎた反動で、事業の毀損じゃない。含み損-19%はしんどいが、これは業績悪化じゃなく需給の話。慌てて動く場面じゃないと断言する。
📊 その他の動き
- SHIFT(+8.39%)・サンリオ(+6.52%):好地合いに乗って含み益銘柄がさらに伸びた。サンリオは+23.96%ともはやエース級
- 大塚HD(+4.4%)・東レ(+4.27%):ディフェンシブ&素材が地味に堅調
- アドバンテスト(-2.25%):半導体主力の一角として売られたが、含み益は+24.77%と余裕
🔮 今後のアプローチ
損切りなし・月1万円DCA・10年ガチホ前提の、いつもの3方向。今週は「決算で売られた優良株をどう拾うか」がテーマです。クロちゃんの本気、いきます。
🔴 方向①:幅を広げる(新規銘柄の追加)
(A) 今週の時事ネタ・市場トレンドから
今週のキーワードは「決算で売られた好業績株」と「金利上昇局面」。過熱した半導体を追うより、決算で理不尽に売られた優良株や、金利で報われるセクターを狙います。
- 🥇 三井住友FG(8316) ─ 金利上昇局面の本命。日銀の利上げペース加速観測は、銀行の利ざや改善に直結。保有のT&DHD(保険)と金融セクターで組ませると、金利テーマをがっちり握れる。高配当でDCA向き。※株価・指標は要確認
- 🥈 信越化学は保有済みなので、半導体材料の別カード ─ 今週JX金属が好決算で売られたように、AI半導体材料は「事業は最高だが株価は調整中」の宝庫。決算で叩かれた局面こそ、10年目線なら仕込みどき
- 🥉 古河電気工業(5801) ─ フジクラと並ぶ電線株。今週フジクラが2度目の上方修正で爆騰したが、古河電工は相対的に出遅れ。同じ生成AI/DC×電線テーマで「出遅れ組」を拾う発想。※要確認
(B) 銘柄研究カテゴリの過去記事から(未保有×今の相場に合う)
銘柄研究カテゴリの記事群から、まだ持ってなくて今の環境に合うものを。※どの記事で扱ったかは佐藤側で内部リンク確認おねがいします
- 🥇 リコーリース(8566) ─ 先日の41銘柄仕分け記事で「カルテ最優先候補」に挙げたやつ。27期連続増配・累進配当で、今週みたいに決算で相場が乱高下しても一喜一憂せず淡々と積める。決算ショックが飛び交う週こそ、こういう安定株の価値が光る
- 🥈 TKC(9746) ─ 同じく41銘柄仕分けの気になった枠。ストック収益が厚くて景気・決算ショックに強いディフェンシブ。今週みたいな乱高下相場のアンカー役に
- 🥉 コメダHD(3543) ─ 内需FCで為替・半導体と無縁。ポートフォリオが半導体・素材に寄ってる自覚があるので、あえて「相場と関係ない商売」を1枚入れる分散の発想
(C) 保有していないセクターから
空白セクターは電力ガス・鉄鋼・証券・空運・陸運・繊維・ゴム・パルプ紙など。10年DCAに向くものだけ正直に選びます。
- 電力・ガス(未保有):🥇 中部電力(9502) ─ データセンターの電力爆食いという10年テーマに、規制業種の安定配当が乗る。今週は電力ガス横ばいだったが、AI時代の電力需要は構造的な追い風。地味だが固い。※要確認
- 鉄鋼(未保有):🥈 日本製鉄(5401) ─ 高配当・低PBRのバリュー代表。今週は鉄鋼+1.15%と底堅い。景気敏感なので主力にはせず、配当の厚み枠として少量なら。※要確認
- 証券(未保有):候補は出しません。理由は、証券セクターは相場次第で業績が激しく振れる典型で、10年ほったらかしDCAと相性が悪いから。今週も証券-1.13%と地合いに逆行。市況ビジネスは長期で握る自信が持てない
- 空運(未保有):これも見送り。原油・為替・地政学に業績が振り回されすぎて、損切りなしDCAには危険すぎる。10年握れないセクターに手は出さない
クロちゃんの一言: 今週の学びは「決算で理不尽に売られた優良株は拾い場」。JX金属もフジクラも、事業は最高なのに株価は気分で動く。過熱した半導体を追うより、金利で報われる銀行か、決算で叩かれた好業績株を狙え。
🔵 方向②:厚みを増す(既保有の買い増し)
含み損益と変化率を踏まえた、追加購入が有効そうな既保有5銘柄。
- 🥇 フジクラ(5803) ─ 含み益+7.33%にプラ転。2度目の上方修正で業績の裏付けがついた今、「上がったから買い増し」の高値掴みリスクはあるが、これは業績が株価を正当化してる稀なケース。押し目があれば厚くしたい筆頭
- 🥈 T&DHD(8795) ─ 含み益+17.65%のエース保険株。日銀の利上げ観測は保険に構造的な追い風。金利テーマで報われる銘柄を、相場が荒れてる今こそ厚くする価値あり
- 🥉 リクルートHD(6098) ─ 含み益+34.49%でPF内トップの利益率。事業の強さは折り紙付き。高いところにいるので、あくまで押し目を待って
- 沖縄セルラー(9436) ─ 含み益+16.15%、今週も+0.98と底堅い。通信の安定配当は、決算で暴れる半導体株のカウンターとしてPFの重し役に最適
- キッコーマン(2801) ─ 含み益+23.42%。今週食料品セクターが強く(+1.29%)、内需ディフェンシブの安定感を発揮。相場が荒れる局面での「守り」を厚くする1枚
クロちゃんの一言: 今週みたいに半導体が暴れる相場では、買い増しは「守りのT&DHD・沖縄セルラー・キッコーマン」に寄せるのが正解。フジクラは魅力的だが押し目待ち。荒れてる時こそディフェンシブを厚く。
🟡 方向③:ナンピン(含み損銘柄の取得単価を下げる)
含み損が大きい・下落が目立つ銘柄のナンピン適性を、①下落理由(地合いか業績か)②テーマの継続性③取得単価を下げる効果、で評価。損切りなし前提なので塩漬けリスクも正直に。
| 銘柄 | 含み損 | 適性 | 評価 |
|---|---|---|---|
| JX金属 | -2,898円(-19.91%) | ◎ | 今週-6.18%だが、下落理由は「好決算後の材料出尽くし」で業績はむしろ絶好調(純利益2.8倍・最高益上方修正)。AI半導体材料という10年テーマも本物。業績毀損じゃない下落=ナンピンの理想形。今週のナンピン適性トップ |
| 信越化学 | -1,608円(-11.62%) | ○ | 半導体材料の王者で事業に不安なし。含み損は先週より縮小(-13.48%→-11.62%)と回復基調。テーマ継続性◎。値がさで1株の単価是正効果は限定的だが、じっくり枚数を増やす前提なら○ |
| 富士フイルム | +220円(+1.73%) | △(保留) | 今週-16.55%の暴落だが、まだ含み益なのでナンピン対象ですらないw ただし決算内容がガチで悪く(バイオCDMOのコスト構造問題)、回復に時間がかかる見込み。「安くなったから買う」の前に、次の決算でヘルスケア事業の底打ちを確認するのが先。今は静観 |
| 住友電工 | -6,268.5円(-29.6%) | △ | 我が家の最大含み損。今週も-1.34%とジリ貧で、含み損はむしろ拡大(-28.55%→-29.6%)。電線・DCテーマは悪くないが、-29%は傷が深く、ナンピンで沼にハマるリスクが現実的。触るなら塩漬け覚悟の少量のみ |
| 安川電機 | -1,839円(-25.88%) | △ | FA・ロボットの優良企業だが中国需要減速が重石で-25%。含み損は微減(-27.76%→-25.88%)で底打ちの兆しはあるが、回復には時間がかかるタイプ。ナンピンするなら「数年戻らない」覚悟が要る |
| ソフトバンクG | -3,892円(-25.95%) | ✕(見送り) | 今週決算後に-2.51%。値動きが激しく、事業の中身(投資会社)が個人には評価しづらい。ここへのナンピンは博打の色が濃い。損切りなし方針でも、これ以上は追加しないのが賢明。塩漬け上等で放置枠 |
クロちゃんの一言: 今週のナンピン答えは明確。JX金属◎(好決算後の押し目は理想)、信越化学○、富士フイルム・住友電工・安川は静観、SBGは触るな。 「業績が良いのに売られた」JX金属と「業績が悪くて売られた」富士フイルムを混同しないこと。ナンピンは前者にやるものです。
まとめ
今週は週初+55円の地獄から週末+8,691円まで駆け上がった、決算相場のジェットコースターでした。含み益率は+2.48%まで回復。
主役は決算で、フジクラが2度目の上方修正で+12.82%爆騰する裏で、富士フイルムが決算ショックで-16.55%暴落。でも富士フイルムはまだ含み益を死守してて、DCAで長く持ってた恩恵を実感しました。「良い決算でも売られる(JX金属)」「悪い決算はもっと売られる(富士フイルム)」という決算シーズン終盤の洗礼を、まるっと浴びた1週間です。
来週の構え方は、過熱した半導体を追うより、決算で理不尽に売られた好業績株(JX金属)と金利で報われる金融(T&DHD・三井住友FG)を淡々と拾う。荒れてる時こそディフェンシブを厚く。月1万円DCAは、こういう乱高下の週こそ「機械的に積む」のが一番強いw
それでは、また来週の定点観測で。良い週末を!
関連記事
※本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価・PER・配当利回りなどの数値は2026年8月7日時点の調査ベースで、誤りを含む可能性があります(要確認)。将来の業績や配当を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
